学園ドラマ「中学生日記」をモチーフにした新作舞台「中学生日記2025」が、東京都足立区のシアター1010で2025年12月5日に開幕しました。公演は同9日まで全8公演行われ、チケットはSS席1万1000円、S席9900円、A席7700円の全席指定で販売されています。未就学児は入場不可で、車椅子席は事前問い合わせが必要です。
脚本・演出は長門勝彦さんが務め、廃校寸前の中学校を訪れた老夫婦と孫の視点から物語が始まります。老夫婦が懐かしむのは、50年前、1970年の文化祭での自主映画制作。受験や家庭環境に悩みながらも、映画づくりを通して成長していく生徒たちの姿が描かれます。「交換ノート」や「駅の伝言板」といった当時のコミュニケーションツールを使い、悩みを共有し乗り越える過程を通じて、令和の観客に「寄り添うこと」の意味を問いかけます。
担任教師・大山一を演じる小南光司さんは、稽古を通じ「生徒たちとより良い学校生活を作る感覚を大切にした」と話し、中学生特有の繊細さを今の学生世代に伝えたいとしています。中学生役には二宮礼夢さん、織部典成さん、三本木大輔さん、佐倉初さん、三田美吹さんらが名を連ね、昭和にはなかった言葉や価値観も織り込みながら、“いま”の視点で中学時代を振り返る作品に仕上げています。
1960~2010年代まで約50年間続いたテレビ版のエッセンスを受け継ぎつつ、舞台は昭和と令和をつなぐ構成となっており、世代を超えて共感を得られるかが焦点です。短期公演の反応次第では、今後の再演やシリーズ化、地方公演への展開も期待されます。
【公演情報】
作品名 舞台「中学生日記2025」
会場 シアタ−1010(東京都足立区千住3丁目92 ミルディスⅠ番館10階)
日程 2025年12月5日(金)~12月9日(火)全8公演
公式サイト https://stage-jr-high-journal.com
問い合わせ キョードーファクトリーチケットセンター 0570-025-500(10:00〜18:00)
source: PR TIMES
